2008年12月04日

福井・音海大波止【動画あり】

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頭文字D PertV(前回のつづき)前回はこちら
私の車を煽った車が再びブレーキ音とすさまじいエンジン音で迫って来た。
「何をしゃかりきになっとんにゃ、坊や」恐怖を紛らわす為、ぶつぶつ独り言が自然と出てきた。そして、急に怒りがこみ上げて来た。感情、思考の起伏が激しいのだ私は。「やたら無駄に歳とった、かよわい男を恐怖のどん底へ突き落としたのだよ、君は!」ぶつくさ、つぶやきは止まらない。見ず知らずのヤカラに因縁つけられたようで無償に腹が立って来た。腹を据えるように深呼吸を一つとって、恐怖感を隅に追いやり、落ち着きを取り戻した。そして「上等やないの」とも「怒らせて危険な男を怒らせたわけやね」ともつぶやいた気がする。
自慢じゃないが情けないほど腕に自信はない。近所の小学校のガキと腕相撲した時、あっけなく秒殺された過去があった。しかも利き腕の右腕に怪我を負ったガキに利き腕ではない左腕でだ。しかも私は男らしく利き腕で勝負したにも関わらず、赤子をひねるようにあっさりと秒殺されてしまった、花も恥らう35歳の夏の出来事だった。当時つきあっていた女が言ったもんだ、「手負いのクソガキに負ける男とみっともなくて一緒に歩けか!」
そして高校時代、阿倍野の地下で中学一年の厨房にカツ上げされ、まんまと2千円の大枚をトラブル回避名目で卑屈にも自ら献上した忌まわしい過去もある、正直あの時はケツ穴からウオンバットの子供が出るくらい恐ろしかった。
「焼きそばおごったるから付き合えへん?青のりいっぱいかけても、どつけへんから」となんのためらいもなく付いてきて一年ほど付き合っていた軽石より10倍も尻が軽い女が言ったもんだ、「厨房にカツ上げされる情けない男とみっともなくて一緒に歩けるか!」
ふっ。「やったんでえ、いつでも」
以下記事後半下部へ

音海大波止

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正式名を帯ヶ崎防波堤と言う。
風向明媚な若狭湾の北に面した音海断崖が有名で、今戸鼻、押回鼻から南へ回り込んだ帯ヶ崎の断崖の西に形成構築された内浦湾東の防波堤だ。南奥にある高浜原子力発電所の温排水の通り口で冬でも水温が暖かい為、釣魚種も豊富で年中釣り人が絶えない。前回紹介した音海の学校裏へのアクセス県道149号線から北上するとここに突き当たる。訪れた日、夕方近い為、車の駐車場はすでに満杯でここの人気の高さが伺えた。マニアックだがアオリイカで名を馳せた音海学校裏よりこちらの方がどちらかと言うとファミリー向けで駐車場でもある内向きの波止からでも気軽に竿を出せる。

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しかし、内向きは極めて水深が浅いのでサビキなどは仕掛けをとられないよう注意したほうがよい。外向きは水深が20m近くあり根魚狙いなどはある程度重いオモリをつけないとなかなか仕掛けが底に到達しない。アオリイカは内向き、外向き共に釣れる。ほとんどの人がアオリ狙いか、他魚狙いでも片手間にアオリを狙っている人も少なくなかった。冒頭、釣魚種も豊富と記述したが実はボウズの確率も高い。投げ釣りなどは防波堤先端から真鯛などが釣れるらしいのだが潮の読み方次第で中々思った釣果に恵まれないのが実情らしい。

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青物なら、カゴ釣りかメタルジグでやはり朝の時合は見逃せない。
夏なら生きアジの餌でアコウかアオリの両魚種を狙える仕掛けを準備した方がいいかもしれない。
尚音海周辺の各釣り場で共通可能な駐車券もここで買えるので有難い。

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内向きは浅いがアジ狙いの人が多かった。アジでアオリを釣るのだotomi-oohato9.jpg

水はさすがに澄んでいる。
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休日はこのように混雑して駐車場も満杯。
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車のそばから竿が出せるので気楽。
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大波止方面を望む。
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大波止の付け根付近。根魚によさそう。
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大波止から内向きの駐車場を望む。
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ヤエン師の竿。
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音海断崖の西側。
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以下は大波止手前の波止。
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大波止が満杯の時、空いている釣り場を探そう。アオリならどこでも釣れる可能性はある。
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キスマーク


頭文字D PertV(トップの読き)
再び車内がハイビームに照らされたが前に頻繁に放たれたパッシングはなかった。そして再びヘッドライトがふっと消え、エンジン音も継続的ではなく断片的に吹かされている。妙に静かになった。ルームミラーで後方を見たが何が何やらさっぱり分からない。やがて、ルームミラーが赤いテールランプを映し出した。方向転換をしているのだ。「そうか、さっきも消えたのではなく方向転換したのか」そして再び轟音を響かせ元来た道へと猛スピードで急ブレーキ音を響かせながら引き返していった。しばらくしてまた遠くの方ですさまじいエンジン音とブレーキ音が連動し始めた。「読めた!」極限までぺんぺんに引き伸ばされた安物の薄っぺらいハンバーグみたいな私の脳みそがわずかながら光明を見出し、確信的な結論を導いた。「頭文字D!]奴はドリフトする為にこの闇の中をあそこのヘアピンで遊んでいるのだ。「そりゃあ、ちんたらちんたら前を走る俺の車は邪魔な存在だわな」しかし、きついカーブとは言え大阪と奈良を結ぶ阪南道路ほど険しくはないヘアピン、それも長く読く事のない短い道程であまりにもほどほどすぎるピンスポット。「しょぼ!」またぶつぶつ独り言が自然と出てきた。「しょぼ!もっと過激で刺激がある所もあるだろうに」謎が解けてホッとしたが、霧が深くなり、私の車を包み込みはじめた。「急がねば」アクセルを数cmほど踏み込みスピードを上げた。10分ほど経過した時、再び後方で轟音が近づいてきた。また、奴だ。「かんべんしてくれよ、もう」と思い始めた時、右横に風圧を感じ、ハンドルが左にとられそうになった。瞬時に奴に追い越されてしまった。「はや!」車種は目のキツイ白系統の「シルビア」だと思うがやはり、地面とボディの間(ロードクリヤランス)がエアロ仕様の極端に狭いシャコタンだ。「お遊びに疲れて、ご帰還か?崖から落ちて、おっ死ねぇや、バカ!!」一人車内で怒鳴った。100mも走った所で突然大きなタイヤの軋み音が聞こえたと、同時に「シルビア」がタイヤから白い煙を吹きあげて止まった。「き、聞こえたのか?今の独り言、まさか・・・」違う、霧でよく確認できないが、やつの車の前に大きな岩が立ちふさがっているのだ。落石か?霧に包まれたそれは異様に大きく見えた。「へっ通れないんでやんの、坊や今夜はここでおネン寝か?」とうれしくぼやいた後気づいた「俺もや、あかんがな、霧も濃くなってきたし、どないしょう」次の瞬間、信じられない事がおこった。岩がゆっくりと動いたのだ。「な、なんや、あれは」遠目なのではっきりと確認はできないが、それは確かに動いた。そして、確信した「い、岩やない・・・」額から冷たいものが噴出してきた。
以下次回へ。


ひっぱるのうキスマーク


音海大波止を散策した動画です。
画像がきたないときはプレイヤー右下のHQボタンをクリックして下さい。


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posted by マッK at 21:48| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | ルアーフィッシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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