2008年06月02日

実釣・平林貯木波止

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「ボーズ輪廻の呪縛からの脱却」と言う己に課した重テーマを黒腹に秘め、平林貯木波止へ行った。今回どうしても同行者が必要だった。どうしても魚を釣りたかったからだ。過去、諸事情などで自然消滅的に釣り友達と散別してからというもの私の周囲には釣友と呼ばれる仲間はいなくなっていた。
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単独釣行が普通であった為、お互い揶揄し合いながらの精神的スキル向上と言う学習能力が欠如していると勝手に判断したのである。単独釣行であった為、釣り場から帰る時間に甘えが生じていた。釣り場に着いて物の数分で「釣れない」と勝手に判断して鉄板に投げた石のように脱兎の如く帰路に着き、釣り場にいた時間と帰った時間を合計して10分と言う何の自慢にもならない自己最高レコードを樹立したことも己の甘えの根源にほかならない。こうなればはっきり言って重症である。このサイトで私が猿のセンズリのように何度も洩らしていた「昔はこうではなかった」と言っても閲覧者にとってどうでもいい事なのであるが「サカナつっとんかい」と言われれば返す言葉がないのでは釣り関連のサイト運営者には肩身の狭い思いがしていた。同行者がいれば同行者に気を使い、帰る時間の自由を制限される。つまり勝手に帰るというわがままがきかなくなるのだ。行けば必ずそれなりの釣果を得ているある釣りブログの管理者K氏にコンタクトを取り、今回同行して貰った。もちろん初顔合わせである。


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K氏の事前に仕入れた情報から「3時からがサカナが釣れ出すらしい」という事で釣り餌屋で3時に待ち合わせ、夜用の餌アオイソメ1パック500円を購入後、平林大橋下北にある貯木波止に着いたのが3時半過ぎ。曇り空、天候が危ぶまれたが予報とは裏腹に雨らしきものは降る様子もない絶好の釣り日和である。今回、ウキ釣りをメインにここで実績の多いキビレ狙いに重点を置いた。今回はルアーではなく、磯竿1号のウキ釣りだ、ここは落とし込みでのチヌの実績があるので知られているが、チヌ(キビレ)やシーバスなどルアーでの反応がすこぶるよい。釣り人はこの時点では誰もいなかったので取り合えず常夜灯がある波止先端付近に釣り座を取ることにした。

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まず、K氏が購入したシラサエビを拝借し、撒き餌無しに内向きに竿を出すが生命反応が全く見えない。しかし、なぜか胸がドキドキしていた、キビレという奴は何の前ぶれもなく竿を暴力的にひったくっていくので油断できない。


ドキがム〜ネムネ〜な〜のだ〜。あほの一つ覚えのレバーブレーキ。
また使いコナセナカッタ。
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胸の鼓動が止まない、物凄く興奮していた、こんな事しばらく経験したことがない。K氏がシビレをきらし、いつの間にか外向きに釣り座を変えていた。内向きは釣れないと本能的に判断したのだろう。私にはこの本能が備わっていないらしい、しかしなぜかまだ胸の鼓動が止まない、いったいどうしたのだろうか今日の私は、アタリすらないと言うのに。一旦心臓を落ち着かすように波止を見やった、いつのまにか落とし込み師が4人ほど波止にあがっていた。

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アタリのない時間が2時間位読いた後「来た」と言う声が背後から聞こえた。見るとK氏の竿がプルプルしながらしなっている。上げたのは15cmくらいのアイナメだった。物が小さいとはいえ、うらやましかった。サカナなら釣れたら何だっていいのだ今の私には、非常にうらやましかった。しばらくしてまたK氏が20cm位のメバルみたいな色をしたガシラを上げた。しかし、よく釣る人である。我慢ならず外向きに釣り座を変更。餌も夜用のアオイソメに変更した。その後もK氏がアイナメ、メバルやガシラ、キビレの25cm位のを次々釣り上げて写真を撮ってはリリースしていた、あきれるほどの釣りっぷりにくやしさを通り越し感心することしきり。あたりが薄暗くなり始め、灯台代わりの常夜灯が灯り始め、私の周囲をオレンジ色の蛍光色が包んだ。何ともいい雰囲気である。

誰が浅田真央やねん。K氏が上げたマトウダイではないガシラ。ここのガシラは皆この色。
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19時半頃私に待望のアタリがあった。モゾモゾしたウキのシモリ具合からしてガシラだと思って聞き合わせをしたとたん右へ左へ走りだした。「キビレや!」小気味良い引きに心臓がバクバクしていた。久しぶりの感触である。この感触をずっと待っていたのだ。小さいと思い抜き上げた。20cm前後のキビレであった。型は小さいが嬉しかった、何年ぶりかの魚の引きと感触である。この時点でボーズ脱却の悲願達成である。やはり、同行者がいて正解であった。彼の魚の釣れっぷりが数年間眠りについていた私の何かを刺激したのは事実であるからだ。釣れた魚の大小などこの際どうでもいい事である。私が魚を釣った事が重要なのである。

20cm前後の小型だが私は満足。今の時期この型が多い。
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この魚が私の釣り座に気分的なのろしを上げた。前にも増して心臓が張り裂けそうにバクバクいっている。心を再度落ち着かせるように冷静に考えた。キビレ本来のアタリならウキがモゾモゾしもったりしない、スパッと暴力的にウキが入るはずだ。と言うことは仕掛けが底を這っているのだ。波止周りの水深は1.5ヒロしかないとK氏が言っていたのを思い出した。タナがあっていない、と判断し、10cmほどタナを上げた。しかし、またしてもウキがいじいじとゆっくり沈んだ、考えすぎか、合わせのタイミングが皆目読めないわ。「ええい、どうでもええわい」と合わせを一発入れたが竿先が虚しく天空を仰いだ。「スカかえ!」餌をみると頭から下がゲジゲジになった噛み跡が付いていた。なんの魚か全然見当がつかない。

今回餌のアオイソメ坊や。ワンコインの500円で済ませた。
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そうこうしているとK氏が波止付け根付近の小磯周辺に釣り座を移動した。「ここに見切りをつけたのだろうか」付いていこうとしたが先ほどのアタリが気になりここに留まることにした。数分後ウキがまたしてもシモリ始めた。今度はウキが完全に見えなくなるまで待った。「バクバク」心臓が口から這い出てきそうだ。ウキが沈んだり浮いたりしておるわい。しばらくしてウキが漆黒の闇に消え、完全に見えなくなった。竿でゆっくり聞いてみるとほのかな魚信が命の情報を提供している。竿先がいきなり海に向かってコウベを垂れた。今だと思い親のカタキみたいに合わせた。「乗った、キビレや、」先のより少し大きいとわかる引きである。しばらくその引きを楽しんだ後抜き上げた。ライトを照らして見ると25cm前後のキビレだった。「サイズアップ」と笑みが浮かんだ。背後でK氏が何かぶらさげて寄ってきたのに気ずいた。私が今上げたのより少し大きいキビレだ。「あそこようアタリありますわ」移動を託されたがまだ、しばらくここでやってみることにした。しかし何度でも言うがよく釣る人である。

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その後餌を放り込む都度あたりが出始めたがなかなか針がかりしない。しばらくしてようやく魚が乗り、上げてみるとメバルみたいに真っ黒なガシラが上がってきた。はじめメバルかと思い喜んだほど黒かった。その後もアタリが読き何度もアオイソメの下部分がかしんだ状態で上がってきた。


誰が浅田真央やねん。メバルかと思ったぞい。紛らわしいガシラである。
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コメント欄にこれはガシラではなくソイだと言うご指摘がありましたので、ソ、ソイという事で。(はずかすぃ〜)

しかし、潮がゆるんだ時たて読きに2匹20cm前後のキビレを上げた。餌がもう残り少ないなと思ったときK氏がまた魚をぶらさげてやってきた。こんどのはやけに長い。「大きいアナゴですわ」成るほど良型のアナゴであるがやけに腹部分が黄色い。食欲を全くそそらない色である。「しかし、ここ魚種多いですなあ」とK氏が感心しながら言った。釣り上げた魚を写真を取ってはリリースしていた為私が「図鑑できまっせ」と言った後K氏は笑いながら灯りのない釣り座に消えていった。
たて読けにきたキビレ。
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数分後とうとう餌が底を付いた。餌を放り込む度アタリがあるので退屈しないが中々針がかりしない。餌の消費が早い、五目釣りに終始したが500円で買ったアオイソメを使い切るなんて過去数えるほどしかない。しかし、いい釣り場である。こんなに魚種豊富で退屈しないで魚信を送ってくれる近郊の釣り場なんて他に見当たらない。
今の時期キビレは30cmを越えるものを釣るのは至難の業で概ね20cm前後が主体だ。
しかし、私は今日思い切り楽しめた。刺激のある1日であった。同行者K氏がいてくれてすごく心強かったし、勉強になった。K氏と次回の釣行を約束して心地よい疲れの中、帰路についた。


波止の隙間。日昼暇なモンでこんなくだらないもん写してやんの。
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また隙間。好きだの〜。
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・・・・・・。
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まっ愛嬌で・・・。
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反省猿

帰ってから針がかりしない理由がわかった。餌が長すぎたのだ。アオイソメのケツ部分が齧られて上がってきたのは獲物が針まで到達していないからだ。釣り上げた魚のほとんどが20cm前後と考えるにアオイソメより石ゴカイのほうが食い込みが良いのではと感じた。過去今の時期淀川でブッ込みした経験で石ゴカイを持ち込み、高い確率で入れ食いをしたことがある。どうしてもアオイソメを使うなら半分に切り離して短くなったアタマとケツ部分を有効に餌として使う事をお勧めする。しかし、こんな簡単な事帰ってから気〜つくか。

ごらんのように餌が長いので魚が小さいと針まではるか遠いのがわかる。
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有効利用。これだと餌が倍増して得する釣りが出来る。
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アクセス
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大きな地図で見る

以前掲載した平林貯木波止のクリップですがよければどんぞ。使いまわしですが・・・
posted by マッK at 21:12| 大阪 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | ルアーフィッシング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しみに拝見しております。
私の場合は動画を拝見して釣りに行った様な気分になっておりますので、管理人様より重症かも知れません。

さて、今回の釣果のなかにガシラとありますが、体型・色・ヒレの形から「ソイ」の仲間ではないかと思いましたので、コメントさせて頂きました。

個人的にソイは非常に好きな魚ですので、一度、平林に行ってみようかと思っております。
Posted by クルビ@奈良 at 2008年06月03日 18:39
クルビ@奈良さん
コメント及びご指摘有難う御座います。
ソイですか。そういえば写真を改めてみると目の下からエラ方向に走るラインはまさにソイでありますね。現場では久しぶりの獲物だったので興奮してあのてはすべてガシラとかたずけておりました(笑)すでに記事にしてしまったので訂正するのも恥ずかしいし、訂正しないのも恥ずかしいです(爆)まっ私の魚に対する知識なんてこんないい加減なものです。ご愛嬌ということでご勘弁ねがいます。
ソイなどのロックフィッシュがお好きなら平林の波止は勧めの釣り場であります。実は私共現場でこんなに根魚が生息しているとは全く存じませんで驚きの連続でした。昼間はまったく魚の反応は見えなかったのですが夜になるとガラっと様相が変わります。特に常夜灯が灯る頃からずっと魚のアタリは餌切れで我々が帰るまで途切れることはありませんでした。特にキビレの引きはやわらかめの根魚専用のロッドだと物凄く興奮すると思います。
現場ではキビレもソフトルアーに果敢にバイトしてくると思いますので期待していいかと思います。19時頃から波止の先端と言わず波止全体でアタリが出始めますので夜釣りメインに釣行の計画を立てれば面白いかと思います。
Posted by マッK at 2008年06月03日 19:44
こんにちは。
よく拝見させていただいております。
少し質問なのですが、このサイトを拝見させて頂いて平林貯木場に行ってみたいと思います。車を止めるコインパーキングなどはありますか?またなければ皆さんどうなされているのでしょうか?
Posted by とん助 at 2008年06月06日 12:06
とん助さんコメント有難うございます。
駐車は路上駐車になります。地図にあるCOSMOのガソリンスタンドの左側の道(信号周辺)にスペースがあれば駐車可能です。あいにく近くにはコインパーキングなどありません。北向かいのログハウス風の材木会社の道はトラックなどの出入がありますので邪魔にならない営業時間外の夕方以降か休日なら何とか駐車可能かと思われます。
Posted by マッK at 2008年06月06日 15:50
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